フランスに住む

パリ症候群とは? フランスで適応障害にならないため覚悟するべき現実4つ




こんにちは、ペロンです。

 

皆さん、パリというととどんなイメージがありますか?

日本ではパリ・フランスはかなりいいイメージがあると思います。

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華の都!!
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おしゃれ!!
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ファッションの最先端の町!
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美食が溢れる町!
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キレイな町並み!

 

このような感じで、何だかすごく素敵なイメージがありますよね。

フランス発祥のブランド品はすごく有名だし、フランス料理と聞くと何だかオシャレな感じがしますよね。

 

実際、それらのイメージは全て正しいと思います。

オシャレでかわいいものに溢れ、ファッションの先端地!

また、食事が美味しくて食べるものに迷ってしまう!

などなど…これらの印象は、確かに間違いないと思います。

 

しかし、パリは決して夢のドリームランドではなく、人間が普通に生活している人間社会です。

人間社会には、物事良いこともあれば悪い事もあります…

 

私は幻想をぶち壊したいわけではありませんが、実際、パリ(フランス)のイメージが良すぎることが原因で、フランスで適応障害に悩む人も多く居ます。

実際にパリ症候群という病名も存在し、異文化における適応障害の一種だと認められています。

パリ症候群(パリしょうこうぐん、仏: syndrome de Paris, 英: Paris syndrome)とは、異文化における適応障害の一種であり、カルチャーショックの一種。「流行の発信地」などといったイメージに憧れてパリで暮らし始めた外国人が、現地の習慣や文化などにうまく適応できずに精神的なバランスを崩し、鬱病に近い症状を訴える状態を指す精神医学用語である。「憧れを抱いてパリに住む日本人を襲う適応障害の一種。日常生活のストレスが高じ、妄想や幻覚、自立神経の失調や抑うつ症状をまねく」ともいう。

(参照URL:Wikipedia

折角憧れのパリ(フランス)に来て、希望とともに楽しく生活するはずが…現実とのギャップに苦しみ適応障害に陥ってしまうのですね。

 

夢のパリ(フランス)生活にキラキラ胸を膨らませるのは当然ですが、出来ればネガティブな面も知っておくべきだと思います。

フランスにまず移住する事になったら、覚悟しておくべきフランスの現実4つについてまとめてみました。




汚い

花の都と言われるパリですが…実はすごく汚いです。

私自身、初めて一人で海外旅行に来た地がロンドン・パリだったのですが、ロンドンを先に観光し、ユーロ・スターという特急電車でパリへ移動しました。

夢のパリ!に到着し、ユーロ・スターから降り立ったとき、まず思ったこと。

ペロン
ペロン
え!クサ!!!!!!!

めちゃくちゃおしっこ臭く、駅自体も汚いことにびっくりしたのを良く覚えています。

パリ北駅周辺は汚いエリアとして有名ですが、パリの汚いエリアは本当に汚く、イメージのキラキラしたパリとはかけ離れています。

 

またメトロは古く、おしっこ臭い場所が多いです。

トイレをする場所があまりないからなのか、そこらへんでおしっこをしてしまう人がいるのです。

街中もたまに猛烈に臭い時があります。

 

犬の糞もたくさん放置されています。

私自身の経験ですが、パリに住んで約2年半のうち、1回も犬の糞を拾っている人を見た事ないですね…

 

中にはもちろんキレイなエリアもありますが…日本に比べると異臭、ポイ捨て、犬の糞がかなり多いと思います。

残念ながら自分たちで町をキレイにする、という意識がない人がたくさんいるのが現実です。

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優しくない

もちろん人にもよりますが…一般的にそんなに親切ではありません。

フランスは超個人主義の社会。

自分のことしか考えていなくても、非難されるような社会ではないのです。

なので、道で優しくしてくれるような優しい人は…まぁ居ません。

むしろ見知らぬ人にそんな優しくしてくる人は、スリの可能性さえあります。

 

こんな超個人主義の社会だからか、お店やレストランでもサービスはあまりよくありません。

お客様は神様!なんて発想はゼロ。

フランスのレストランで注文を取る際、「すみません!」と呼びつけるとかなり嫌な顔をされます。

注文が決まったら、店員さんが着てくれるまでメニューを閉じてじっと待つ、これが暗黙のルールです。

(メニューを閉じて待っている=決まっているから注文に来て良いよという合図なのです)

そのくらい従業員が主体で回っている社会なのですねえ…

 

また、フランス人は人と仲良くなるのにすごく時間がかかると思います。

なので仲良くなれるまで、「この人たち冷たいなぁ」と思う経験がかなり多いかもしれません…




フランス語が出来ないと困る事が多い

たまに「フランス人は英語が理解できるけど、フランス語で返事をする。そのくらい言語に誇りを持っている」と言う人がいます。

確かに正しく、フランス語が出来ない観光客にわざとフランス語で返事をする卑屈な人もいます。

 

でも私が思うに、フランス人は英語が本当にできない人がかなり多いと思います。

私自身、約10年前にパリに一人旅に来たときは、何もかもフランス語表記しかなかったです。

英語を話さない人もかなり多く、世界でも有名な観光大国なのに英語が通じず本当にびっくりしました。

欧州の国の中には母国語が英語ではなくてもだいたいの人は英語を話せる、なんて国もあります。

しかしフランスはそんなことはありません。

パリはまだマシですが、田舎に行くと壊滅的に英語が通じません。

そうなると一般的なコミュニケーションも難しくなり、生活に困ることがかなり多いです。

 

そしてやっぱりフランス語が話せないと、いつまでも「外国人」「外から来た移民」と、ネガティブなイメージをもたれてしまう事もあります。

人によってはかなり冷たくしてくる場合もありますし、友達も出来にくいのが現実です…

 

フランスに移住前にはできるだけフランス語を勉強しておきましょう。

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仕事が遅い

フランスに移住すると、避けられないのがお役所との付き合い。

滞在許可の更新や免許の取得など、色んなシーンでお役所と関わらないといけない場面があります。

まぁそのお役所…スーパー仕事が遅いのです。

何をやったらそんなに時間がかかるのかと思うくらい、本当にスーパー仕事が遅い。

繰り返します、本当に仕事が遅いのですwww

 

例えば日本で半日で出来る市役所の手続きが、フランスでは最短数週間~数ヶ月かかります。

即日対応なんて絶対ほぼフランスじゃありえませんw

手続きの種類にもよりますが、私は8ヶ月手続きに時間を費やした事があります。

 

そんなフランスは役所仕事だけではなく、一般的に何もかも遅いです。

私自身、渡仏後に働いていますが、普通の仕事も遅い遅い…

超個人主義の社会の影響か、良くも悪くも皆がしょっちゅう言い訳をして仕事をしないのです。

言い訳
言い訳
その仕事私じゃない
言い訳
言い訳
あ、それ知らない
言い訳
言い訳
…(無視、返事なし)

 

こんな感じで一般企業の業務でさえノロノロなのが普通です。

 

こんなに仕事が遅いと、そりゃぁイライラしちゃいますよね。

でももう、こればっかりは煽り倒したとしても全く効果ありません…仕方ないのです。

諦めましょう。

https://www.madameperon.info/archives/admin-france.html

 




こんな感じで、キラキラなイメージの裏には…

観光本も雑誌も教えてくれないような、ストレスがたまるポイントが潜んでいます。

イメージと現実のギャップに悩まないためにも、光もあれば影もある、ということを念頭においておきましょう。

そうすれば、ストレスがたまるようなことがあっても…「フランスでしか経験できない面白いことがあった!」と思えるかもしれません!w

もしフランス生活(海外生活)で落ち込むようなことがあったら、ぜひこちらの記事をどうぞ。

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パリ(フランス生活)はイメージに反して大変なことも多いですが、いやなことも楽しめるようになるといいですね!

 

 

ペロン
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