フランスのペット事情

フランスで猫を飼うときに気をつけておくべき3つのこととは?




こんにちは、ペロンです。

 

フランスでは多くの家庭が犬や猫などのペットを飼っています。

私もそんな家庭の一つ、現在猫を飼っています。

そんなフランスはペット大国ということもあり、かなり簡単にペットを飼う事ができます。

新しい家族を迎え入れることってすごく嬉しいですよね。

出来れば長く、ずっと一緒にいたいものです。

 

でもここはフランス、ペットに関する環境は日本とは少し違うことがあり、注意しておくべきポイントがあります。

「知らなかった」とトラブルに巻き込まれたり悲しいことが起こったりしないためにも、注意するべき点を3つまとめました。
(私はフランスで猫しか飼った事がないので、猫に限定した話であることをご承知ください)

 

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24時間対応の動物病院の場所や対応内容を確認すること

猫を飼っていると気をつけなければならないのが病気。

人間同様、突然病気になってしまい、救急病院に連れて行かないといけない場合もあります。

24時間対応してくれる病院の場所を把握することも大事ですが、「何を対応してくれるか」把握しておく事もとても重要です。

 

実際私の家で飼っていた猫も突然心臓発作になり、近くの24時間対応の動物病院に連れて行きました。

しかし、フランスの獣医さんは症状によって、できる事とできない事があります。

私の猫の場合は心臓発作だったので、エコーでチェックしてもらう必要がありました。

フランスの獣医さんの世界では、エコーはエコーの専門医しか診れないらしく、「私は何も出来ないから」と結局何もしてくれませんでした。

連れて行ったけど、何も処置してくれないなんて…全然意味がないですよね。

 

結局、エコーの先生の到着が遅れて丸1日放置。

エコーの先生に「肥大性心筋症で、肺に水もある。もう助からない」と言われて、非常に悲しい思いをしました。

 

人間の病院もこのような感じで、医者とは言え、完全に分業制のフランス。

自分の範疇外のことは絶対にやらないし、どうにかしようとする発想もありません。

 

また、このような専門医は動物病院には常駐しておらず、事前に予約しないといけないのです。

緊急だからと言っても来てくれる、なんてことは決してないのでご注意を。

 

24時間対応の動物病院の場所を確認し、何をしてくれるかという点を確認しておきましょう。




定期検査を必ず行うこと

基本動物病院には、病気、怪我、ワクチン接種のときだけ行けばいいと思います。

でも必ず、定期検査もしておきましょう。

「そんな常識なこと、やるに決まっている」と思いますが、フランス人の中にはあまり気にしていない人、適当な人もいます。

もし病気が見つかったときも、早期発見が出来れば何かしら処置はできるし、損になることはありません。

必ず定期健診をしておきましょう。

 

実際私の友達の猫も、ちょっと遊んだ時にたまに口を開ける仕草をするのが気になり定期検査に連れて行きました。

友達の彼は「そんな事で気にしすぎだ、動物病院に連れて行くほどじゃない」と言ってたそうですが…

動物病院の獣医さんに受診し、エコーの専門医を予約し診てもらったところ、私の猫が死んでしまった原因の病気、「肥大性心筋症」を発症していることが発覚しました。

進行性の病気なので完治はできませんが、幸いにも早期発見ができたので現在はお薬で治療中とのことです。

進行性の病気の場合は早期発見がとても重要です。

 

獣医さんの中には「そんな重大じゃない、熱じゃない?」などと適当に診断する人もいます。

でももし不安に思う事があったら、必ず事前に専門医に診て貰いたいとお願いしましょう。




狂犬病の注射をしておくこと

日本は狂犬病清浄国=狂犬病が一切発生していない国として認められています。

一方フランスは狂犬病清浄国ではなく、狂犬病にかかってしまう可能性もあります。

正直そんな頻発している病気ではないし、別にワクチンも義務付けられているわけではありません。

しかし、何か急用で日本に猫を連れて行くことになった場合、かなり厄介です。

狂犬病清浄国の日本に猫を持ち込むには、色んな条件を満たす必要があり、準備に約8ヶ月~1年ほどかかります。

こちらの記事に詳しくやらなければいけないことをまとめてあります。

 

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もし日本に帰る、となったときに狂犬病のワクチンが終わっていないので、猫と離れ離れになってしまう…となると悲しいですよね。

日本に連れて帰る予定が無いとしても、狂犬病のワクチンをやっておくのは猫にとっても良い事だと思います。

 

当然ですが、フランスから日本に猫を連れて帰る予定がある人は要注意です。

事前に手続きの流れをしっかり把握しておきましょう。




最後にまとめると、

  • 24時間対応の動物病院の場所を確認し、何をしてくれるかという点を確認
  • 定期検査を必ず行うこと
  • 狂犬病の注射をしておくこと

がとても重要です!

猫だけに限らず、他の動物にも、人間にも当てはまることですが、事前の健康診断、病気の早期発見、事前予防を心がけましょう。

フランスは日本のように柔軟に物事が進まないことが多いので、何かあって慌てないためにも上記のポイントは気をつけてくださいね。

 

 

ペロン
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