こんにちは、ペロンです。
私自身も猫を飼っていますが、フランスではペットを飼っている家庭が多いと思います。
パリでも犬を連れている人を本当に良く見かけますね~。
パリにいらっしゃった事がある方は、一度はカフェのテラス席で飼い主さんとのんびりする犬を見た事があるはず!
中にはお店やレストランに連れている人もいて、レストランの中、椅子にちょこんと座っている子も見ます。
パリだと猫ちゃんは基本的に外には出ず、家猫が一般的ですね。
そんなフランスのペット事情は、少し日本と異なる事があります!
フランスのペット事情(犬・猫)についてまとめてみました。
Contents
フランスのアパートは家主の許可なくペットを飼える!
フランスのアパートに賃貸で住むとき、「わざわざペットが居ます」と許可を得る必要はありません。
飼いたくなったら、すぐに連れ帰ることができるのです。
日本のアパートのように、大家さんの許可を得たり、ペットを飼える家を探す必要がありません。
フランスでは、ペットは動物というよりも、ペットは家族という考えが一般的だからだと思います。
赤ちゃんが生まれて家族が増えたとき、わざわざ大家さんに許可を取ったりしませんよね?
それと同じ事だと思います。
ただ、家具付きの家で犬・猫が何かを壊してしまったときは、当然飼い主さんが弁償しないといけません。
この点は注意しておきましょう。
このように気軽にペットを飼えるとなると…
犬・猫をただ見に行っただけなのに、結局連れて帰るということが出来てしまいますw
生後8週間未満の犬・猫は購入できない!
子犬・子猫って本当にかわいいですよね~。
この本当に小さい期間は本当に短いし、出来れば一緒に居たいもの!
でもフランスでは生後8週間未満の子犬・子猫を購入できません。
親と一緒に居させ、社会性を身に付けさせる期間が決まっているのです。
実際は生後8週間ではなく、生後3ヶ月までは母親と一緒に居させるのが一般的ですね。
どのブリーダーさんも猫や犬を飼う場合、生後3ヵ月以内の購入は拒否されてしまいます。
この場合、事前に予約してから引き取りに来ることになります。
本当に小さい子犬・子猫はすぐに購入できないので注意しましょう。
ペットショップで犬・猫を飼わない
パリに住んで約2年半、私はパリでペットショップを1回しか見た事ないです。
郊外に行くと大きなガーデニングショップがあり、ペットコーナーがある場合もあります。
でも、魚、鳥、ウサギがいる事がありますが、そこにも犬・猫はいないですね。
ではどこで犬・猫を探すのか…!?
基本的に、アノンス(お知らせのようなもの)と呼ばれる掲示物チェックし、ペットを探します。
ブリーダーさんや動物保護施設から引き取るのが一般的です。
このアノンスはどこにでもあります!
特定のウェブサイトからペットのアノンスを探す事もでき、我が家ではLOBONCOINというフリーマーケットのようなウェブサイトでうちの猫を探しました。
このLOBONCOINというウェブサイトは、ペットだけではなく車とか家具とか、何でも売っています。
実際に売主に会いに行き、個人間で売買のやり取りを行います。
ここに動物のカテゴリがあり、ここからペットを探せますよ!
また、スーパーにある小さい掲示板にも、たまにペットの里親募集のアノンスがあることもあります。
いずれにせよ、子猫・子犬の競争率は激しいので、良いアノンスを見つけたらすぐ連絡しましょう!
行き場のなくなった動物引き取る制度が充実
犬・猫が、生涯ずっと飼い主さんと幸せに暮らせることが理想ですが…
飼い主との死別やアレルギー問題など、やむを得ず手放されたペットもいます。
(残念ながら、犬猫を理由なく捨てる人もいます…個人的に理解できません!)
フランスではそういった動物を預かり、次の飼い主さんを探すための団体があります。
こういった団体から猫・犬をもらってくる人も結構いますね。
道端で見たかわいい犬を連れている方に話かけたことが何度かありますが、「本当はこの子の年齢はわからないの」と仰る方もいました。
私の旦那の親戚も、数人このルートで犬や猫を引き取っています。
大好きな飼い主さんとお別れすることや、捨てられてしまうことは悲しいですが…
保護してくれる施設があり、かわいがってくれる新しい飼い主さんに出会る機会があるのは素晴らしいことですよね。
悪徳ブリーダーに注意
残念ながら、フランスにも悪徳ブリーダーがいます…
上記のように、基本的に犬・猫を飼いたい場合は、アノンス(お知らせ)を探すことが多いですが…
そのアノンスを掲載している人には、いい人も居れば悪い人も居ます。
実際に猫探しをした私が、怪しいと思ったブリーダーさんの特徴はこんな感じです。
親犬・猫がすごく若く、繁殖させまくっている
私の場合、フランスで猫しか飼ったことがないので、猫に限定して話をさせてください。
私は今まで、猫を飼うまでに色んなブリーダーさんとやり取りをした事があります。
そこでいつも気にしているのが、「親が何歳か?」ということです。
悪徳ブリーダーの場合、お金儲けのために、無理に若いときから子供を生ませています。
猫の場合、6ヶ月から子供を生めるらしいですが、これは人間で言うと13歳から子供を生ませるようなもの。
そんな若いうちに、子供を生ませるのは…早すぎますよね。
親猫が病気を発症する前に、早々に子供を生ませると、親猫が将来どんな病気を持っている可能性があるのか、まだ判断ができないのです。
元々病気持ちの親から、遺伝子的な病気を持って生まれてきてしまい、長生きできない子もいます。
また、そのように繁殖させまくっているブリーダーは、血縁の濃い猫同士で(親や兄弟と)繁殖させている場合もあります。
これもまた、病気のリスクが高まる原因にもなります。
ちなみに私自身、実はフランスで猫を飼うのは2匹目です。
前飼っていた猫は正規種のブリティッシュショートヘア。
11ヶ月で心臓の病気を突然発病し、病院に連れて行きましたが助かりませんでした。
先天性の病気かどうか、未だにわかりません。
ただ、親猫も亡くなっていることがわかりました。
ということは…もしかしたらお母さんも同じ病気を持っていたのかもしれませんね。
子猫・子犬は本当にかわいいですが、将来病気で悲しむのはあなたです。
かわいいという理由だけで飼うのではなく、親猫(または犬)の、健康状態、年齢、また子猫と親猫の血縁関係には注意しておきましょう。
公式の血統書がついているのか、よくわからない
悪徳ブリーダーの中には、認定されている特定種としての証明書を出せないにも関わらず、正規種と同じ値段で売ってくる人がいます。
例えば…
こんなブリーダーさんには絶対注意するべきです。
そもそも、正規種なら証明書は絶対に出せるのです。
出せないなら、その猫ちゃんは雑種という扱いになります。
それなのに正規種と同じ金額を取ろうとするなんて、おかしいですよね。
猫の種類にもより、価格も変わりますが…
ブリティッシュショートヘアの正規種の場合は€1300前後(約175500円)。
雑種の場合は、餌代や注射代しか払わないので、€100~200前後(約13500円~27000円)です。
随分値段が違います。
フランスではLOOFと呼ばれる組織があり、この組織が猫の証明書を発行しています。
このLOOFの証明書があるか否か、なければ過剰な料金を設定していないか、良く確認しておきましょう。
フランスのペット事情、日本と少し異なりますよね!
フランス人は子犬・子猫関係なく、大切な家族の一員として受け入れられるフランスはいいなぁと思いました。
さすがアムール(愛♡)の国ですね!
その一方、やはりフランスでもペットでお金儲けをしようとする人たちが居ます。
そんな悪徳ブリーダーにはくれぐれも気をつけてくださいね。
こちらの本では、パリのおうちネコちゃんたちの生活が垣間見れますよ~。
猫ちゃんの写真だけではなく、写真に写っているインテリアもかわいいですよ!
フランスの猫ちゃんたちの生活を垣間見たい人はぜひどうぞ!
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