フランスの実態

フランスの子供の食育に疑問、モヤる




こんにちは、ペロンです。

 

先日こんな本を見つけました…

タイトルは「フランスの子どもはなんでも食べる〜好き嫌いしない、よく食べる子どもが育つ10のルール」という本です。

内容のあらすじはこちらの通り。

カナダからフランスに引っ越した著者は、フランス人の子どもたちと自分の子どもたちは食べ物に対する向き合い方が根本的に違うことに気がつく。
偏食でスナック菓子が大好きな自分の子どもたちに比べて、
長時間行儀よくテーブルにつき、出されたものは何でも喜んで食べるフランス人の子どもたち。

「この違いはどこからくるの?」

本書は、カナダ人のママがフランスの田舎に住み、文字通り体当たりで学んだ、
「フランスの子どものように何でも食べる子どもを育てるコツ」をまとめた1冊。

(参照:内容紹介「フランスの子どもはなんでも食べる〜好き嫌いしない、よく食べる子どもが育つ10のルール」

だそうですが…

私、「え?w」と思っちゃったのです…

子供いない身ですが、友達の子供や親戚を見ている限り、「なんでも食べる」なんて思ったことがないですw

恐らく筆者はカナダ(北米)の食生活とフランスの食生活を比べてそう思ったのでしょうが、日本とフランスの食生活を比べてそんな風に思ったことが無かったのですw

むしろフランスの子供の食育、大丈夫?と思うことが多いのですが…

 

その理由を書いてみました。

個人的な意見なので、悪しからず…




そもそも大人も自体が好き嫌いが激しい

親自身が好き嫌いが多い場合、子供に食べ慣れさせるチャンスが無いので、子供も好き嫌いが激しくなるパターンが多いと思います。

しかも、フランス人…結構多くの人が野菜嫌いで、日本人に比べると圧倒的に野菜の量が少ないと思います。

日本人の摂取量が多いのかもしれませんが、フランスでは本当ポテトばっかり…

 

フランスは多国籍料理が楽しめる国でもありますが、大人でも保守的な人が多く、「そんなの食べたことない」なんていう人も居るもんです。

その子供となると…まぁ同じことが繰り返されますし、「なんでも食べる」なんてことはないなぁとよく思います。




食べないものは食べない

何か食べないものがあっても、何とかして食べさせようとか、全部食べないとダメ!といった教育もあんまり無いなぁと思います。

お皿の上に大量の物が残してあって、親が「食べないの?」と聞き、それで終わり。

「好き嫌いしないで食べてみなさい」などと言っても、子供ながら「いや」と絶対食べない。

「別に食べないんだからしょうがないじゃない」と食べさせようともしないし、それで終わりです…w

 

異常な偏食レベルの人も…

食事をまともに食べない代わりに、パンと甘いものはたくさん食べています。

 

学生時代、チョコとご飯と肉とヨーグルトしか食べない知人が居ました。

「親はどうやって食事を教えたんだろうか…」と思ったことがあったのですが、ここにはそういう人が…結構…居る…

あと、フランス人って「食べ物を残さない」という概念が無いらしく、人のうちでも好きじゃなければガンガン残すし、日本だったら病気レベルの偏食家がすごく多いです。
野菜も実際にはあんまり食べませんし。
私だったらすぐ病気になりそうですが、きっと腸なんかのつくりが違うんだろうな…。

(参照:発言小町

うん、私もそう思います…

私から見ると、ただの異常なレベルの偏食です。

 




わざわざ子供用の食事を用意しない

こちらの本では、わざわざ子供用の食事を用意せず、大人と同じものを食べさせる…なんていう内容が書かれていますが、これは確かに本当だと思います。

家族皆で週末にゆっくりランチをするときなんかは、子供も大人と同じものを食べています。

が、食べなかったり残していることが圧倒的に多い気がします。

上記のように、食べなかったらポイするだけなので、もったいないと思います…

 

でも平日はそんな大人のように、ちゃんとしたものを食べている人も少ないと思います。

以前、友達の娘の食事を見たことがあるのですが、米にソーセージだけでした。

それだけ、野菜無し。

なんて質素な食事…栄養はあるんだろうかと心配になりましたが、「平日はこんなもんだし、野菜は食べないから良いのよ」何て言っているのを聞いてびっくりしたもんです。。




よく食べ物で遊ぶ

いつも私が姪っ子たちにキレるのですが、よく食べ物で遊ぶ子が多い気が…

よく私の姪っ子たちは、料理をぐちゃぐちゃにするだけして、全く食べません。

周りもおしゃべりに夢中で全く怒らないのです。

もちろんちゃんと注意する親もいますけどね。

 

私個人的に、これは本当に許せません…

前、姪っ子に怒ってしまったことがあり、「聞け。この牛はな、アンタの栄養になるためにこうやって殺されて、料理されているの。アンタにただ遊ばれるだけにころされたんじゃないの、命を大切にする意味でもちゃんと食べろ」と言ったんです。

でも「私には関係ないわ」なんていわれてびっくりしてしまいました…

その後ぐっちゃぐちゃの皿をよそに遊びに行く姿、それを何も言わない親を見て、どうしようもない…と思いました…




地域差、所得レベル、家庭にもよる

やはり所得や地域が良く、家庭でもしっかりしつけがされている家庭と、貧しい家庭では食事に対する教育も全く異なるのでは?と思います。

 

親が自信持ってレストランに連れてくる子は、やはりかなり教育されているなぁと思います。
当然出された料理をぐちゃぐちゃになんかしませんし、手を付けたものはある程度ちゃんと食べます。

 

友達の娘も出されたものはちゃんと食べる子で、3歳なのにえらいなぁと感心するぐらい。
やはり両親が「手を付けたなら食べなさい、ちゃんとキレイに食べなさい」と、いつも厳しく言いつけています。

家庭にもよるんでしょうが、あまりに好き嫌い激しい親で、食事に対する教育意識が無い親も居るのが現実なのでは?と思います。




子供のうちから食べ慣れていない、その努力もしないが故に、食に対してかなりコンサバーティブな人も多いのでは?とも思ったのでした。。

「フランスは美食の国、食事に対する教育は素晴らしい!」と思っていましたが、フランス生活でだいぶその認識が変わった気がします…

 

あわせて読みたい
フランス人は結構食に対して保守的…?ペロンの思ったことまとめ (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); こんにち...

 

 

ペロン
ペロン
ツイッターでも日々フランスの面白話をつぶやいているよ!

ペロンに興味を持ってくださった優しい方はTwitterもぜひご覧ください♡
FOLLOW ME!