こんにちは、ペロンです。
先に言っておきますが、この記事は汚い話です。
嫌だと思ったら読まないでくださいね…
フランスというとキラキラしたイメージや、おしゃれなイメージがありますよね。
それに付随して、何だかキレイなイメージもあるのではないでしょうか?
確かにキレイな場所もいっぱいあります。
しかし、清潔かと言われると…そんなことはありません。
正直汚い場所もたくさんあるし、結構フランス人の衛生概念は、日本人からするとびっくりすることが多いです。
フランスに来てびっくりした、フランスの衛生事情…
・毎日シャワーを浴びない人がいる
・ティッシュはぼろぼろになるまで使い捨て
・頭ジラミが学校で流行る
・ギョウ虫がまだいるらしい頭ジラミとギョウ虫はなかなかショックでした… https://t.co/ShS9VVPLwl
— マダムペロン@パリ (@madameperon2016) 2018年11月13日
シラミやギョウ虫…!
それがフランスだと結構発生するようなのです。
私は日本で一切かかわりが無かったので、これらの話を聞いてびっくりです…
このような類の虫も相当びっくりしますが、日本人とかかなりかけ離れた衛生概念にびっくりする事が多々あります。
そんな私がびっくりした、フランス人の衛生概念についてまとめました。
頭ジラミ
正直、フランスに来るまでアタマジラミのことなど気にした事がありませんでした。
私はてっきり戦中・戦後などの衛生状態が良くない時代に発生していた虫だと思い込んでいました。
そもそもアタマジラミとは、文字通り頭の髪の毛で生息し、皮膚から吸血してかゆみや湿疹を起こします。
成虫の生息期間は約1ヵ月で、1日におよそ3~4個、1ヵ月で約100個も産卵するんだとか…
超爆発的に増えていくこの虫、早期発見して食い止める事が重要です。
フランスでは良く学校で流行るそうで、学校でアタマジラミをもらった子供に気づかずに過ごしていると、親や兄弟も貰ってしまうんだとか…
在仏・在パリの有名人、セレブなマダム・中村江里子さんもお子様が貰って来てしまったアタマジラミとの格闘をされた経験があるそうです…
実は、長女が5歳の時にシラミがやってきました。
忘れもしません。1月でした。
その数日前から頭を頻繁に搔(か)いているので、乾燥のせいかと思っていました。
クリームをつけても治まらないので、皮膚科に連れていくと「あ、シラミがいますね」と。
もう目の前が真っ暗でした。私がもっと気を付けていればと落ち込んでしまいました。
数日おきにシラミ除去用のシャンプーで時間をかけて頭髪を洗い、シャンプー後は専用の櫛(くし)で頭髪全体を丁寧に梳(と)かしていきます。
頭が触れた枕カバー、シーツ、帽子、セーターなどは毎日、60度以上の高温で洗濯をします。
洗えないものはビニール袋に入れて1週間ほど置いておくという方法もあるようです。
卵は一見、黒髪の人にはフケのようにも見えますが、髪の毛にしっかりとついていて簡単には取れません。
日当たりの良いキッチンに娘を座らせ、数時間にわたってサルの親子のノミ取りのように、卵を一つずつ取っていったのは今となっては思い出です。
結局、その年はクラスの中でシラミが繰り返し発生したため、私は娘の長かった髪の毛を耳の下でスッキリと切ってしまいました。
(参照URL:まさか「シラミ」と格闘することになるとは)
なんと恐ろしい経験談なのでしょうか…
こんな厄介なものが学校で大流行してしまうとは…恐ろしいです。
アタマジラミは毛と毛が接触した時に移ってしまう虫なんだとか。
毎日ちゃんと髪の毛をきれいに洗っていたとしても、移される可能性があるそうです。
髪の毛と髪の毛の接触には十分に注意しておく必要がありますね。
ちなみに…私の同僚はある日突然髪の毛を染めたことがあります。
「キレイな色だね!素敵!」と言っていたところ、彼女はため息混じりに「シラミもらっちゃったのよ」言っていました。
私は内心超びっくりしていたところ、彼女は「染め粉でアタマジラミは死ぬから」と言っていました。
なるほど、勉強になりました。
もしアタマジラミをもらってしまったら…もう髪の毛を染めてしまいましょう!w
日本でもまだアタマジラミが存在しているようで、たまにもらってきてしまう子もいるんだとか。
シラミは息子が小学校の時何回か流行ってうつったことあるよ。意外と日本でもあるざます
— Megumi-Hawaii/世界でデジタルノマド (@MeginHawaii) 2018年11月13日
アタマジラミ、生存力の繁殖力も強し…
でもさすがに日本で大流行とは聞いた事がないのですが…
どうしてフランスではそんなに大流行になってしまうのですかね…(白目)
もう大人ですが、髪の毛と髪の毛をくっつけるのは気をつけたいを思いますw
ギョウ虫
いやーギョウ虫ってなによ?って思いますよね?
私もそう思っていました。
これもまた会社の同僚と話してたときに「子供の病気」の話になり、何だか虫の話をしているではありませんか…
病気の話しとか子育ての話しだとわからない単語も多く、何の虫だか(もしくは病気)かわからない…と思っていました。
結局自分で調べてびっくり…その時に初めてギョウ虫だと気づきました。
気持ち悪い話ですが、ギョウ虫って何やという話をしますと…
なんらかの理由で口の中に入ってしまったギョウ虫の卵は腸の中で成長し、腸の中で寄生します。
要は寄生虫なのです。
このギョウ虫、肛門の付近でたくさんの卵を産むそうですが、この時かゆみが発生するんだとか。
このかゆみで無意識に掻いたりした手や爪にまた卵がくっつき、食事をしてしまうとまた口の中へ入ってしまいます…
しかも厄介なことに、卵は空中に飛んでしまう性質があるらしく、卵が付いた布等を動かした節に口の中に入ってしまうこともあるんだとか…
このような性質の寄生虫なので、これまた家族全員が感染する可能性があるそう。
自分で書いてて気持ち悪くなってきたのでギョウ虫ちゃんの性質の話は終わりにしますね(白目)
感染してしまった場合、虫下しのシロップを飲んで駆除するんだとか。
一家全員感染している場合もあるので、全員虫下しをします…
ちなみに日本ではギョウ虫の検査があったものの、最近廃止になったそうですね。
その理由はこちらの通り。
日本も終戦直後は寄生虫の感染率は人口の8割を超える寄生虫大国で、その予防や対策、撲滅は国内でも大きな課題の1つでした。
1949年に行われたギョウ虫検査では、小学生の実に約64%がギョウ虫の卵を持っていることが確認されています。
このようなことから、1958年には小学校3年生以下の学童にギョウ虫検査が義務づけられました。
ただ、経済発展に伴う下水道やトイレといった衛生環境の改善や、化学肥料の導入、診断や治療の進歩によって寄生虫感染者は激減しました。
(参考URL:あのギョウ虫検査が義務ではなくなった事情)
一方フランスは検査はないらしいです…
流行るような環境であるフランス…
大丈夫なのかよと思ってしまいました…
お股やお尻を掻いている子には気をつけましょうね…
ティッシュの使いまわし
フランスのティッシュはかなり分厚く一枚のティッシュを何回も使います。
こんな感じのもので、10枚ぐらい入っています。
レストランとかに出てくる厚手のティッシュ、ガザガザしていないナプキンみたいな感じです。
このティッシュ1枚をボロッボロになるまで使い倒します。
日本のようにティッシュで一度鼻をかんだら終わり!ポイ!という作りではないのです。
ちなみに欧州はこのタイプのティッシュが多い模様。
シラミとギョウ虫はわかりませぬが、シャワーとティッシュはドイツでも同様ですw
でも、こっちのティッシュって分厚くて1枚1枚大きいので何回か使える気が…逆に日本のティッシュはふわふわで儚すぎて、一度しか使えないことに気づきましたw
私はハンカチで鼻かんでる人の方が気になります…— はるぼー@スイス&ベルリン二拠点生活 (@zasso_haruboh) 2018年11月13日
幼少期からフランスに居たのでいまだにその癖が抜けません。ティッシュ一枚で対応できない鼻水は、ハンカチや小型タオルでした。逆にティッシュを大量に消費するさまを見ると、内心うわぁと思ってしまいます。いまだに。
— moore (@megazines) 2018年11月14日
慢性鼻炎の私はティッシュが親友と言えるほど使いまくっていて、ティッシュがないと生きていけないタイプの人間です。
以前は「1枚のティッシュを使い倒すとは…汚!」と思っていましたが、最近はもう慣れちゃいましたね。
むしろ日本に久しぶりに帰ると「もうこのティッシュ終わりかよ!」とさえ思いますwww
ある意味…エコなのですねぇ…
シャワーを浴びない、髪の毛を洗わない
フランス人の中にはシャワーを毎日浴びない、髪の毛を洗わない人がいます。
初めてフランスで働き始めた駐在員時代、同僚の派遣のお兄さんがこんな事を聞いてきたのです。
「ちょ、マジかよ?」と思いました。
もちろんフランス人全員がシャワーに入らないわけではないですよ!
でも毎日浴びない人がいるということにびっくりしてしまったのです。
シャワー浴びるなんて、そんな何時間もかかるような話ではないのに…
しかも髪の毛を洗う・洗わない問題にいたってはもっとびっくり。
フランス人は「3~4日に1回しか髪の毛を洗わない」なんて言っているではありませんか。
酷い人は1週間に1回しか髪の毛を洗いません。
日本に来たフランス人からしたら、
毎日シャンプーを使って髪洗ってるのが衝撃だったらしいです
「だからそんなに汚い(傷んでる)んだよ」と冗談でいわれます。— ちーずなんばん (@b_c41s) 2018年11月13日
硬水だし、髪の毛が細いから傷むからという理由らしいです。
また、乾燥しているのでそんなに髪の毛がべたべたしない、と言われています。
まぁ日本人は逆に洗いすぎなところもあると思います。
でも、さすがに1週間に1回はないでしょう…
会社にいる女の子も、すっごくかわいいのですが…どうも彼女、1週間に1回しか髪の毛を洗っていない様子。
週の後半になると臭いし脂でギトッているし…
なかなか恐ろしいです。
ちなみに私は旦那と初デートをした時、真っ先に聞きました。
もちろんフランス人全員がちゃんと洗わないわけではないですが、そういう人もいる…というのが現実です。
こんなに「虫」や「汚」について書いていると何だか空しい、やるせない気分になってきました…
ティッシュの話はまだかわいいモンですよね。
シャワー浴びない、髪の毛洗わない問題も、ギョウ虫やアタマジラミに比べたらまだマシです…
怖すぎる寄生虫や虫と上手く戦える日が来るのでしょうか…
(絶対来て欲しくないけど!!!)
ペロンに興味を持ってくださった優しい方はTwitterもぜひご覧ください♡
FOLLOW ME!