こんにちは、ペロンです。
国によって常識やお作法は全く異なりますよね!
フランスにも日本にはない珍しいマナーやルールがたくさんあります。
別に何か悪い事をするつもりはなかったのに、怒られてしまった…、ひんしゅくをかってしまった…なんてこともありえますよね。
これらのお作法はたとえ旅行に行くだけだったとしても守った方が良いと思います。
フランスで気をつけるべきマナーやルールをまとめてみました。
Contents
基本編
挨拶は絶対にすること
フランスに来たら、どんな人と話すときも絶対にまず挨拶をしましょう。
フランス人は挨拶することをとても重要視していて、挨拶しない=バカにしている、失礼な人と捉えられてしまいます。
ちょっと話かけるだけでも必ず最初にBonjour(ボンジュール、こんにちは)と言っておいた方が良いです。
いきなりExcusez-moi(エクスキューズ・モア、すみません)と話を始めると、嫌がる人も多いので注意…
飛行機に乗るときも、道を聞くときも、ちょっとお店の人に話しかけるときも…
どんな時も絶対始めにBonjour(ボンジュール、こんにちは)と言いましょう。
こちらの記事にこの文化について詳しくまとめています、ぜひどうぞ。
お別れの挨拶もキチンとすること
フランスは挨拶を大事にする文化ですが、お別れの挨拶もキチンとするのがルールです。
お店やレストランから出て行く際は必ずAu revoir(オヴァ、さようなら)といいましょう。
仲良い人や知り合いとお別れするの場合も必ず挨拶する必要があります。
ほっぺにキスをしながらSalut(サリュ、バイバイ)、à bientot(ア・ビアント、またね)などを言ったり、握手をして別れます。
また、このお別れの挨拶も…ちゃんと言わないと失礼な人だと思われてしまう可能性があります。
お別れの挨拶も忘れずにちゃんと言いましょう!
鼻をすすらないこと
日本では鼻をすすることはあまり悪いことだと思われていないような気がしますが…
フランスで鼻をズルズルすすっていると、すごく嫌がられます。
汚物を体内にすすって戻してて、汚い!と思うんだとか。
鼻水が出そうになったら遠慮なく「チーン!」と鼻をかみましょう。
実際フランスに住んでいると、鼻をすする人はまあ見ないですね。
その代わりに豪快に「チーン!」と鼻をかんでいる人はそこら中にいます。
別に大きな音を立てても誰も気にしていないし、全然恥ずかしいことはありません。
フランスに来たら鼻をすすらず、思いっきり鼻をかみましょう!!
チップはマストではない
フランスではチップはマストではありません。
本当に良かったと思ったサービスやレストランに少しチップを置いていきましょう。
チップ文化ではないので、額に関しても特にルールがありません。
たまに「これはチップだ」とタクシーやカフェで、正確にお釣を返してくれない場合があります。
フランス語が出来ないと抵抗するのも大変ですが、「チップの額はこっちが決める」と言って問題ありません。
チップ文化だと装って、どさくさに紛れてお金を取る人には注意しましょう…
飲食編
店員をレストランで呼びつけてはいけない
日本の場合、レストランで注文が決まったら「すいませーん!」と店員さんを呼びますよね?
これ…フランスだとご法度です。
では注文が決まった場合どうしていればいいのかと言うと、店員さんが来てくれるまで、ただじっと待っていないといけませんw
メニューを閉じて待つ、これが「もう注文を聞きに来ていいよ」という合図なのです。
「すいませーん!」と呼びつけても、嫌な顔をされたり「後で行く」と合図するだけで全然来ない…なんてことも。
仕方ないです、それでも店員さんを待ち続けますw
基本的に、フランスではお客様は神様!なんて発想は全くありません。
店員さんが来てくれるタイミングを待ちましょう…
テーブルごとに担当者が決まっている
フランスのレストランやカフェでは、テーブルごとに担当者が決まっています。
お店に何人かウェイターさんが居て、暇そうにしている人に何かを御願いしても…
「俺の担当じゃない。あいつに聞いてくれ」と断られることもありますww
私も渡仏当初、同じ店なのになんて協調性のない…!と思いました。
でもこうすることで、はっきり明確に仕事分担をしているのです…
誰が担当かを見極めるのはなかなか難しいですが、上記のように「俺じゃない」と言われてもびっくりなさらず…
レストランの格、雰囲気に合った服装を心がける
フランスだけに限った話ではありませんが…
レストランに行く際は、そのレストランの格に合った服装を心がけましょう。
レストランによってはドレスコードが指定されているところなんかもあります。
ウェイターさんは服装を見て、かなり態度を変えてきます。
超高級レストランに、ジーンズと毛玉だらけで来たお客さんと、ドレスを着たお客さんが来たら…
どう考えてもちゃんとしている人はドレスを着た人だと思いますよね。
こんな感じでレストラン側のサービスや態度も変わる可能性があります。
もちろんカジュアルなビストロやレストランへ、普段着で行くのは全く問題ありません。
その場、その場にあった服装を心がけましょう!
飲食をするときに音を立てない
フランスでは飲食をするときに音を立てると、すごく嫌がられます。
例えばスープ、熱いからズズズッと音を立ててすするのは、行儀が悪いと思われます。
スプーンですくって音を立てずに食べるのがマナーです。
パリではラーメン屋さんやうどん屋さんがたくさんありますが、フランス人は麺類の料理でさえ音を立てずに食べています。
料理によってはズズズッとすすりたい…のはわかります!
ラーメンやうどんはそれが普通ですよね。
しかしここそれをやると、「何あいつ!?」と言わんばかり、ひんしゅくです…
仕方ないですが、ここでは大人しく静かに麺類も食べましょう…!
飲み物のサーブは基本男性がすること
たまに日本では「女性が気を使って、飲み物が空になっていないか確認するべき」なんて人いますよね。
実際私も、新卒で入社した会社で「新人、しかも女の子はいつも気を配っておくこと」と会社の先輩に言われました。
所変わればそんな常識も非常識、ここフランスでは飲み物は基本的に男性がサーブする、という暗黙のルールがあります。
私が飲み物を注ごうとしても「あぁ!いいよ、僕がやる!」と誰かが必ずやってくれます。
レディファーストなのか何だかわかりませんが、これは男性がやるのが一般的なようです。
男性はお気をつけて…!
フランス料理はシェアをしないこと
中華料理や日本料理など、一般的にアジア料理は大皿が多く、皆でシェアする事が多いですよね。
でもここフランスでは、そのようなシェア文化はあまりありません。
特にフランス料理では、シェアすることはあまりなく、自分で頼んだものを自分で食べます。
フランス料理は少し量が多く、3人で2皿をシェアしたくなる気持ちもわかります。
でも行儀が悪い、貧乏人だと思われてしまうので、基本的に一人一人前の料理を頼みましょう。
一応一人前の料理を頼んでいたら、その後少し他の人のお皿から料理をつついても文句は言われません。
たまにお店によっては、「シェアでも大丈夫だよ」と言ってくれる所もあります。
お店の雰囲気やスタイルにもよりますが、注文するときに「シェアしてもいい?」と聞きましょう。
一人で前菜+メインかメイン+デザートを頼むこと
フランス料理は、基本的に「前菜→メイン料理→デザート」の順番で食事をします。
でも前菜からデザートまで、全部食べられない…なんてこともありますよね。
そんな時は「前菜→メイン料理」か、「メイン料理→デザート」を頂きます。
基本的に最低2皿を頼むのがルールなのです。
「量が多いからメイン料理だけでいいのに…!」と思う方もいると思いますが、フランスでは前菜かデザートも一緒に食べましょう…
お店によってはメニューが決まっていて、強制的に2皿か3皿選ばざるをえない場合もあります。
仕方ないと思って、2皿を頼みましょう…
教会編
帽子は脱ぐこと
フランスには教会がいくつもあり、基本的に無料で中に入ることができます。
教会内に入る事になったら、帽子は脱ぐようにしましょう。
特に男性は、教会で帽子を被ることは良くないとされています。
実は「新約聖書」内の記述が影響しているそうです。
「男はだれでも祈ったり予言したりする際に、頭にものを被るなら、自分の頭を侮辱することになる。」
「男は神の姿と栄光を映す者ですから、頭にものを被るべきではない。」
新約聖書には「コリント信徒への手紙」という章があり、この影響で昔から頭に何か物を被ってはいけないというルールがあるそうです。
教会を訪れる際は、忘れずに帽子を脱ぎましょう。
過剰な露出は避けること
フランスだけではありませんが、教会で過剰な露出をする事はタブーとされています。
夏場は暑いので袖なしでミニスカートでいる人もいますが。そういう服装の人は肌を隠すように要求されます。
基本的に肩は出さない、膝を隠すのが一般的です。
教会によっては簡易ストールみたいなものが販売されていますが、ない場合もあります。
肌を隠さないといけない場合に備えて、ストールみたいなものを用意しておくと良いと思います。
日本には馴染みがないような気をつけるべきルールやマナーが結構ありますよね!
「郷に入っては郷に従え」、少し旅行で来るだけだとしても、気をつけましょう!
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