こんにちは、ペロンです。
私はパリのアパートに引っ越して3日後に、水漏れ騒動が起こったことがあります…
当時はびっくりして、渡仏して間もない時期にこんな予想外の事件に見舞われてしまい、本当に泣きそうな思いをしました…
フランスで生活してみて気づいたのですが、フランスの住居は水漏れ問題が多い…!!
フランスの住居はかなり古いものが多いからでしょうか…
100年前に建てられた建造物等がザラにあるので、きっとトラブルが多いのだと思います…
そんな私の、泣きそうになった水漏れ経験談をまとめました…
笑って読んで頂ければ嬉しいですw
住む家が決まり…
以前駐在員としてフランスに来たときに、水漏れ発生現場、以前住んでいたアパートに見学に来ました。
場所も良いし、メトロも近いし…
自分の条件に見事当てはまっていたので、一緒に内覧していた不動産屋さんに「ここにする!」と伝えました。
その時、ちょっと不動産屋がしきりに「この家のお湯のタンク、随分古いわね…交換しなきゃ」と言うのです。
ちゃんと動いていたし問題なかったし、私としては古かろうが何だろうが全然かまわないのですが…
とにかく「絶対にこれは変える。だからあなた、すぐには入居できないわ」と言われました。
とにかくお湯のタンクを変えると言って、譲らない…
「まぁ別に、新しくしてくれるならいいか?」と思い、1週間入居が遅れるものの、快諾しました。
うるさすぎるタンク
入居時に不動産屋さんと一緒に、入居時の家の状態をチェック。
特に問題は無かったのですが…
何かゴーゴーやたらうるさいお湯のタンク…
入居前に見学に来たときはこんなにうるさくなかったのに…
新しくタンクを変えると言って変えてたけど、新しいお湯のタンクめちゃくちゃうるさいなぁ…
一応気になって、「お湯のタンクうるさいけど…こんなにうるさくて大丈夫?」と聞いたら、「大丈夫大丈夫!」と流されました。
まぁ「気にしすぎかな?」とも思い、そのまま入居することに。
長かったホテル生活からようやく脱出できて、新しいパリの家での生活にわくわくしていました。
でも相変わらずものっすごくうるさいタンク…
「まぁこれがもっとうるさくなったら不動産屋に電話しようかな~?」なんて気楽なことを思ってた私がバカでしたww
絶賛水漏れ発生
入居して3日目、初めての週末…
その日はお天気も良く、朝から窓を開けてゴロゴロしていました。
すると…!
誰かがドアをバンバン叩き、ピンポンを鳴らしまくっている…!
知人なんて当時誰一人居なかったので、誰も家に訪ねてくる人もいません。
とにかく怖すぎて、しばらく居留守をしていましたw
ずっと居留守をしている間、とにかくずっと謎の訪問客がドアを叩き続け、ピンポンを押しまくっています。
そして何か叫んでいる…
え?????????????
あれ???????????
今…ウォーターリークって…言った??????????
びっくりして、とにかく居留守ばかりするわけにも行かず、ドアを開けることに。
するとおじさんが3人いました。
当時全然フランス語が分からなかったのですが、おじさんのうちの1人が英語を話す方で「この家から水が漏れているよ!」と教えてくれました。
この時の私、何が何だかよくわからず「水漏れって…全然水出していないし、うちのどこから漏れるのさ?」と思っていました。
とにかくおじさん3人が家に入れろというので、ちょっと怖いけど家に入ってもらうことに…
家に入るなり、3人とも真っ先に疑わしいと思われる部屋に直行…!
するとおじさん3人がため息交じりに「やっぱりここだ!!」なんて言っているのです。
この時もなお、全然状況把握を出来てなかった私は「え?だから水漏れって何の話?」と彼らの居る部屋に行ったところ…
床が水を含みすぎて、その部屋を歩くと床から水がピャンピャン跳ねる…
そしてその部屋にあったもの…アホみたいにうるさかったタンク!!!!
おじさん3人が「このお湯のタンクだ!ここから漏れている!」と色々焦って応急処置をしていました。
あの…どーしても不動産屋が変えたがっていたお湯のタンク…
犯人はお前か…
水を使えない宣言
おじさん3人が一生懸命応急処置をしてくれて、結局水を止めることに。
お湯のタンクからの水漏れも止まりました。
おじさん3人が改めて自己紹介をしてくれて、2人は下の家の住人、1人はこの家の大家さんでした。
そしておじさん3人がこんなことを言うのです…
????
!???????
もう目の前真っ白…
そもそも1ヶ月前にフランスに来たばかりで、本当に知り合いも友達も一人も居なかったのです。
あぁ、そうか…ホテル…
またホテルか…いつまでまたホテル暮らしになっちゃうんだろうか…
会社に請求できるのかな、ホテル代…(当時は駐在員だったので)
おパリのホテル代って高いよね…
もうとにかく頭が真っ白…
その様子を見て、大家さんが「まぁとりあえず!不動産屋に電話しようか!」と電話をかけてくれることに。
しかし、土曜日は働いていないのか、当然電話が通じません。
その後大家さんが、「修理屋にも電話してみるけど、土曜日だから期待しないでね…」と言って立ち去りました。
ここフランスでは、週末に何かトラブルがあっても、どうにもなりません…
日本ほど便利ではないので、業者がお休みの場合もあるのです…
その後もショックでw、とりあえずボーっとしていましたw
奇跡の修理屋登場
しばらくぼーっと、水漏れジャブジャブの家で呆然としてたのですが、また急にピンポンが鳴りました。
すると大家さんとまた謎の男性たちが。
先ほど言ってた、下の部屋の住人とは違う人たちがいるではありませんか。
とりあえずドアを開けると、大家さんが「修理屋が来てくれたので、もう一回中に入って良い?」と!!!!
もう大喜びで歓迎しましたw
私は当時、フランス語といえばBonjour(こんにちは)とMerci(ありがとう)しか分からないレベルだったので、大家さんが修理業者に水漏れの経緯を説明していました。
そして修理屋さんが早速修理作業開始。
割と難関で、なんと6時間もかかっていました…w
でも何とか修理が完了し、もうほっとして涙涙でした…
水漏れ問題は本当に多く、かなり多くの私の友人・同僚が経験しています…
私の場合は、大家さんがかなり親切で何でもテキパキ助けてくれたので、本当に助かりました…
でも私の友達は、半年間も水漏れのままだったとか…
大家さんや業者の対応によって、こんなに長期化する可能性もあるなんて…なかなか恐ろしいですね!
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